日本水仙

近くの公園でニホンズイセンがぽつんと咲いていました。
スイセンの花はいろいろありますが,ニホンズイセンの花は清楚な感じで大好きです。
この花が咲くと春が近づいていると感じます。
我が家のニホンズイセンのつぼみもふくらんできました。
早くスイセンの季節が来ないかしらと待ち遠しいです。
ぽつんと咲いていたニホンズイセンはもう1本花茎があり,花が重くて倒れていたので無理矢理起こして花の写真を撮りました。
何も管理していなくてもきちんと咲く偉い花です。

日本水仙

日本水仙(ニホンズイセン)
Narcissus tazetta
フサザキスイセン
ヒガンバナ科
耐寒性球根
JUGEMテーマ:
白花曼珠沙華

近所のお寺の入り口で白花曼珠沙華が咲いていました。
赤い彼岸花は鮮やかでいいものですが白い花は落ち着いた印象でお寺によく似合います。
白い花もくるんくるんの花弁は健在です。

白花曼珠沙華

白花曼珠沙華(シロバナマンジュシャゲ)
Lycoris albiflora
ヒガンバナ科 リコリス属
耐寒性球根
スイセン テータ・テート

ミニ丈スイセンのテータ・テートがにぎやかに咲いています。
「テータ・テート」とはフランス語で「ないしょ話」を意味するのだそうです。
テータ・テートは房咲きでとてもにぎやかです。
かしましい水仙娘はないしょ話をしながら風に揺れています。

スイセン テータ・テート

水仙 テータ・テート
Narcissus Tete-a-Tete
ヒガンバナ科
耐寒性球根


*** Tete-a-Tete ******
おかげさまで「はなだより」は2004年にスタートして今日で5周年を迎えることができました。
ここまでほぼ休まずに続けてこられたのはひとえに自分の物好きに尽きると思います。
これからもマイペースで続けていく所存ですので変わらぬご指導の程よろしくお願い申し上げます。
ナルキッスス カンタブリクス

ナルキッスス カンタブリクス
Narcissus cantabricus
ナルキッスス(スイセン) カンタブリクス
ヒガンバナ科
スペイン南部,北アフリカ原産

植物園もやはり花の数は少ないですが,面白い花を見ることができます。
原種のスイセン,カンタブリクスがにぎやかに咲いています。
日本のスイセンとはかなり違う印象です。

スノードロップ
Galanthus elwesii
スノードロップ
ヒガンバナ科
トルコ原産

春を告げる花の一つ,スノードロップは背が低く可愛い花です。

以下の花は南アフリカの球根植物を特集したコーナーで,少し寒さに弱いため屋外に置かれてはいましたが,風除けのガラスハウスの中で展示されていました。

バビアナ ケダルベルゲンシス
Babiana cedarbergensis
バビアナ ケダルベルゲンシス
アヤメ科
南アフリカのケープ地方原産

バビアナも背が低く,すっきりとした青が綺麗な花です。

ラケナリア アロイデス クアドリコロル

ラケナリア アロイデス クアドリコロル
Lachenalia aloides var. quadricolor
ラケナリア アロイデス クアドリコロル
ユリ科
南アフリカのケープ地方原産

ラケナリアは去年は私も育てていたのですが・・・今年は姿も形もありません。
多肉植物に区分される花で,ぷくぷくとした印象の花が可愛らしいです。




Androcymbium ciliolatum
アンドロシンビウム キリオラツム
ユリ科
南アフリカ原産

なんとも面白い花のアンドロシンビウムは外側の白い部分は花ではなく,ミズバショウなどと同じ苞葉<ほうよう>と呼ばれる部分です。
中央の部分が花で,あまり目立たない花です。

※京都府立植物園にて
チューリップ・バレリーナ

百合咲きのチューリップのバレリーナです。
明るいオレンジの花が目をひきます。
上はくもりの日で花を閉じたところ。
すらりとした姿で百合咲きの本領発揮というところです。

チューリップ・バレリーナ

晴れて花が開くと途端ににぎやかな印象です。
バレリーナですから名前の如くすらっと立つ姿のイメージでしょうか。

チューリップ・バレリーナ

Tulip Ballerina
チューリップ・マリリン

百合咲きのチューリップのマリリンが咲きました。
白地に赤の刷毛目がとても綺麗です。
「マリリン」と聞くとモンローを想像する私,たしかに可憐な中に妖艶なイメージでしょうか。

Tulip Marilyn
アマリリス アップルブロッサム

ヒガンバナ科
Hippeastrum × hybridum
ヒッペアストラム
Amaryllis
春植え球根

アマリリス モンブラン

熱帯アメリカ原産
植え付けは3〜4月
開花は5〜6月
日当たりと水はけのよい場所を好む
鉢植えの場合は球根の先端が地表面から出る程度の浅植えにする(こちらを参照)
冬の寒さに強くないので10月に根ごと掘りあげて根が乾燥しないようにして暖房のない部屋で保存するか,水を切って凍らない場所で冬越しさせる
殖やし方は自然分球

アマリリス

オランダから輸入されているポット入りで,水を与えるだけで開花するものも出回っている
40日前後で開花し,冬でも室内で楽しめる
翌年からは春植え球根と同じ扱いで育てる
写真は上がアップルブロッサム
中がモンブラン
共にポットのものを購入し,2年目からは鉢植えで育てている
丸い花弁が特徴
下は在来種
とがった花弁が印象的
カラー・レーマニー カーミネア

サトイモ科
Zantedeschia
オランダカイウ
カラーリリー
ザンテデスキア
半耐寒性球根

南アフリカ原産
畑地性と湿地性のものがある
畑地性は品種改良が進みカラーバリエーションが豊富で水はけと日当たりのよい場所を好む一季咲き
湿地性は高温多湿を好む四季咲き
湿地性は寒冷地には不適
球根の植え付けは両種とも3〜4月
日当たりと風通しのよい場所を好むが開花後は半日陰で管理する
乾燥を嫌うので土の表面が乾いたらたっぷり水を与える。水切れに注意
畑地性は毎年10月ごろ,葉が枯れたら掘り上げる
湿地性は4〜5年に1度掘り上げればよい

花びらのように広がっている部分は葉の変形で仏焔苞<ブツエンホウ>という
中央の黄色い部分を肉穂花序という
上の部分が雄花の集まり
雌花は雄花の下方に集まっている
(写真は畑地性のレーマニー カーミネア)
イキシア

アヤメ科
Ixia
ヤリズイセン
アフリカンコーンリリー
秋植え球根植物

南アフリカ原産
植え付けは10〜11月
寒さに弱いので鉢植えにして冬場は日当たりのよい室内で管理する
開花は3〜5月
花は日が当たると開花し,夜は閉じる
連作を嫌う
地上部が枯れたら掘り上げて乾燥貯蔵する
フリージア

アヤメ科
Freesia
アサギスイセン
半耐寒性球根

南アフリカ原産
10〜11月植え付け
寒さに弱いため露地では関東南部以西が適している
寒地では冬は屋内で管理する
開花は3〜5月
葉が黄変したら掘り上げて保存する
連作を嫌うので毎年掘り上げる