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食虫植物の世界―420種 魅力の全てと栽培完全ガイド

近頃は園芸店で食虫植物を見かけることが珍しくなくなりました。
食虫植物の管理は一般の観葉植物とは異なる部分が多々あります。
店によっては育て方を説明していることもありますが店頭で眺めるだけでは不十分なところがあり,自分で調べるのが一番です。
現在入手できる食虫植物の本は図鑑がメインなものや初心者向けの入門書が多くて栽培法に言及すると少々物足りなく感じるところがありました。
今回発行されたこの本は,420種について一つ一つを細かく解説しており,その違いがよくわかります。
同じモウセンゴケでも生息地などが違えば管理法は異なります。
そのようなニーズに応えた本といえるでしょう。
できれば個々の管理の難易度(入手の難易も含めて)を表示してあればもっと便利になったと思います。

JUGEMテーマ:読書

スミレハンドブック

評価:
山田 隆彦
文一総合出版
¥ 1,470
(2010-03)

世田谷区立桜丘すみれば自然庭園の「日本のスミレ展」で,記念講座を行っていたのでお話を聞いてきました。
テーマは「すみれの見分け方とすみれ栽培方法」ですみれの集いの方が講師をしてくださいました。
その際に手にしておられたのがこの本です。
すみれの花は遠目にはどれもよく似ていますが個々はいろいろと特徴があり,見分けるポイントがわかれば同定もしやすくなるでしょう。
ハンドブックとあるようにコンパクトにまとめてあり,外に持ち出して調べるにもよい大きさです。

まいにち植物

まいにち植物―ひみつの植物愛好家の一年
まいにち植物―ひみつの植物愛好家の一年
藤田 雅矢 WAVE出版 2007/5

以前紹介した「ひみつの植物」の著者の本です。
「ひみつの植物」で一風変わった植物を好むことがわかり,通じるものがある(向こうが何枚も上手ですが)と感じた著者の植物にまつわる1年を記録したものです。
季節毎の植物との出会いを読んでいると同じようなことをしているなと共感したり,今度はこんなことをしてみようという参考になります。
一気に全部を読むより手元に置いて季節に合った内容のページを1年かけて少しずつ読みたくなる本です。
巻末の植物園訪問記が興味深く,行ってみたいとそそられる所ばかりです。

世界の不思議な植物

世界の不思議な植物―厳しい環境で生きる (子供の科学サイエンスブックス)
世界の不思議な植物―厳しい環境で生きる (子供の科学サイエンスブックス)
湯浅 浩史
誠文堂新光社 2008.2.1発行 2200円+税

このページをよくご覧くださる方ならお気づきだと思いますが,私は綺麗な花はもちろん好きですが一風変わった植物が特に好きです。
食虫植物などはその最たるものでしょう。
食虫植物に関する本を探していて,みつけたのがこの本です。
全体のごく一部にしか食虫植物は登場しなかったので特に紹介はしませんでしたが世界中の変わった植物が網羅されたこの本はとても興味深く面白く読みました。
以前紹介したひみつの植物は自分で育ててみるということをテーマに書かれているのに対し,こちらは世界中を自分の足で回って出会い,自分で撮影した写真と共にわかりやすい文章で解説されています。
元々は「子供の科学」という子ども向けの雑誌に連載されたものをまとめたものですから平易な文章で書かれています。
不思議な植物がどのようにして生育しているのかがわかりやすく書かれていて,これを読むと実際の場所で見てみたいという気持ちが高まります。
「チョウノスケソウ」,「ラセンアヤメ」,「ゾウノミミテンナンショウ」などなど名前を聞いたらいろいろと想像するのではないでしょうか。
どんな花かはこの本をご覧になってください。
世界中には不思議な植物がたくさんあります。

すきとおる草ムジナモ

すきとおる草ムジナモ
すきとおる草ムジナモ
橋本由子・作 北島新平・絵
牧書店 1972.3.31発行 680円 

図書館で食虫植物に関する本を探して貴重な本を借りることができました。
すきとおる草ムジナモ」1972年に発行された児童書です。
食虫植物が好きな方々には話題の本で,絶版になって久しく復刊の要望がでている本です。
読んでみたいと思っていましたが地元の図書館の書庫に眠っていたとは信じられない気持ちでありがたく手を清めてから拝読しました。
こういう貴重な書籍を保存・保管することも図書館の重要な役目だと思います。

ムジナモの挿絵入り

内容はフィクションですが実際の場所をモデルに書かれています。
昔はたくさん池に浮かんでいたムジナモが消えていくまでの話です。
自然破壊が原因ではありますが他にも社会的・時代的な要因があったのだと改めて気づかされました。
現在は自生地として残っている場所でも人為的に管理されたムジナモが育っているだけで本当に自生しているムジナモは日本にはありません。
ムジナモが絶滅しそうになったときに地元の方々が培養して細々とふやしたおかげで今もムジナモを見ることができます。
私も園芸店で1本のムジナモを購入し,なんとか維持してきました。
今年は調子が悪く,かなり危機的な状態ですがなんとか乗り切って欲しいと願っています。
下の写真のような状態に戻るよう,絶やすことがないようにしたいと切に思います。
そしてトキが自然に放たれたようにムジナモが自然の中で育つ環境が戻るよう願ってやみません。

 2007.7.15撮影

食虫植物の本・こども向け

むしをたべるくさ (ふしぎいっぱい写真絵本)
むしをたべるくさ (ふしぎいっぱい写真絵本)
伊地知 英信,渡邉 弘晴
ポプラ社 2008.1発行 1200円+税

食虫植物について初めて接するには最適な絵本(写真集)です。
アップの写真が多く,虫好きな子どもに受けそうです。
寝る前に読むとうなされるかも。。。
丁寧に解説されており,大人でも十分楽しめます。

子供の科学サイエンスブックス 食虫植物の世界
子供の科学サイエンスブックス 食虫植物の世界
柴田 千晶,田中 桃三
誠文堂新光社 2007.3.6発行 2200円+税

大人向けの書籍である食虫植物栽培マニュアルはこの本をベースにして作られました。
子ども向けとはいえ内容はしっかりしており,オールカラーでとても綺麗な本です。
少し大きな子ども向けです。

食虫植物のひみつ (科学のアルバム)
食虫植物のひみつ (科学のアルバム)
清水 清
あかね書房 2005.3発行 1500円+税

食虫植物の第一人者,清水清先生のわかりやすい解説本です。
写真もご自身によるもので貴重な写真が満載です。

きみはタヌキモを知っているか―食虫植物とぼくたちの関係 (かこさとし大自然のふしぎえほん)
きみはタヌキモを知っているか―食虫植物とぼくたちの関係 (かこさとし大自然のふしぎえほん)
かこ さとし
小峰書店 1999.8.5発行 1300円+税

かこさとしさんといえば「だるまちゃんとてんぐちゃん」(他にもたくさんの絵本を作っておられます)。
絵で表現できる利点を十分に活用して,子どもにもわかりやすく食虫植物の解説から始まり,植物と他の動物との関わりについて考えさせる内容となっています。
見返しのいろいろな食虫植物のイラストはわかりやすく興味深いです。


子ども向けの本は確認していないものがまだあるかと思います。
「こんな本があるよ」とお教えいただければ読んでみたいです。

食虫植物の本・おとな向け

食虫植物本

図書館に行くと食虫植物の本が目につきました。
ちょっと集めてみるとこのくらい。
写真は全部図書館の本で,なかなかの充実ぶりです。
去年はちょっとした食虫植物に関する本の出版ブームでした。
現在アマゾンで購入できる本をまとめて紹介します。
気がついた本だけの紹介ですので登場していないときは申し訳ありません。
発行の新しい順に紹介します。
まずは大人向けの本です。

食虫植物育て方ノート
食虫植物育て方ノート
田辺 直樹
白夜書房 2008.8.1発行 1429円+税

現在食虫植物のオーソリティーとしてマスコミに一番多く登場しているであろう日本食虫植物愛好会(JCPS)会長の本です。
実際の経験をもとに書かれた管理法はわかりやすいです。

食虫植物栽培マニュアル
食虫植物栽培マニュアル
柴田 千晶
誠文堂新光社 2008.7.1発行 2600円+税

こちらは自生地の紹介を経て管理の仕方を紹介しています。
綺麗な写真が多く,写真を眺めるだけでも楽しいです。

大好き、食虫植物。―育て方・楽しみ方
大好き、食虫植物。―育て方・楽しみ方
星野 映里
水曜社 2008.5.3発行 1600円+税

上の方々よりは食虫植物を育て始めて日が浅い星野さん。
初心者ならではの失敗談が参考になります。
文章が読みやすく,栽培に興味がなくても星野さんのマニアへ嵌っていく様子を読むだけでも面白いです。
初心者向けの入門書といった位置づけの本です。

カラー版 食虫植物図鑑
カラー版 食虫植物図鑑
近藤 勝彦,近藤 誠宏
家の光協会 2006.7.1発行 2600円+税

写真がメインの図鑑で,1ページ1種類の構成が見やすいです。
育て方などはほとんど掲載されていません。

世界の食虫植物
世界の食虫植物
食虫植物研究会
誠文堂新光社 2003.3.20発行 3800円+税

この本が出る前は食虫植物の本がほとんど入手できない時期がありました。
待望の図鑑で,現在一番充実した写真集です。
解説や管理法については載っていません。


**** おまけ ****
食虫植物―種類と栽培 (花アルバム)
食虫植物―種類と栽培 (花アルバム)
食虫植物研究会
誠文堂新光社 1996.4.20発行 2800円(本体2718円+税82円)

この本は現在絶版でほとんど入手できません。
上の誠文堂新光社発行の書籍はこの本を基に発展して作られました。
私にとってはバイブル的存在の本で,この本を参考に管理してきました。
アマゾンで検索するとリストに登場しますが価格を見てビックリです。(書籍の画像をクリックすると詳細がご覧いただけます)
管理の仕方を知るには昨年発行された3冊の本のどれかがあれば無理に入手しなくても大丈夫でしょう。
ただし解説文の量は他をよせつけない充実ぶりです。

寒の入り

今日は小寒,寒の入りです。
この日から節分までを「寒」といいます。
暦に合わせたように今日は一日激しい雨の肌寒い日になりました。
そんな日は花についての素敵な言葉と写真が散りばめられた本を眺めて過ごします。
倉嶋厚「花の季節ノートは見開きの2ページに綺麗な花木の写真とそれにまつわるエッセイが載った読みやすい本で,空いた時間に少しずつ読むにもいい本です。
倉嶋厚さんはその昔NHKのニュース番組で今でいう気象予報士のようなお天気解説で人気を博した方です。
素敵な文に添えられた写真は平野隆久さん,「花おりおり」でたくさんの写真を撮られている方で,写真を眺めるだけでも十分楽しめます。
巻末にある平野さんの1枚毎の写真の解説文も合わせて読むと味わいが深まります。

モウセンゴケ2006.6撮影 モウセンゴケ 2006.6撮影

中にモウセンゴケのことが載っていました。
モウセンゴケの英語名は「sundew」というのだそうです。
植物の名前は欧文のものは学名でしか考えていなかったので,そんな名前がついているのかと改めて知るとなるほどと感心するばかりです。
sundew,太陽の露とはなんと素敵な名前でしょう。

花の季節ノート
花の季節ノート
倉嶋 厚, 平野 隆久
幻冬舎 2006.7

花を味わう

花は五感で味わうことができます。
目で美しさを味わい,香りを味わい,タネなどから出る音を味わい,触れて形を味わい,そして食べることで味わうことができます。
この「花を味わう―散歩で見つけた!摘み花レシピ」の本は身近な散歩コースで手に入る植物を食べるための料理本です。
まずは本の中の写真がとても綺麗。
簡単な図鑑になっていて採取メモがわかりやすく薬効も載っています。
レシピの写真がまた素敵。
思わず「美味しそう」と声を上げてしまいます。
花本来の色を残すように作られており,目でも味わいながら美味しい料理を味わうことができます。
花を味わうとはなんと素敵なことでしょう。

花を味わう―散歩で見つけた!摘み花レシピ
花を味わう―散歩で見つけた!摘み花レシピ
テレビ朝日おかずのクッキング
テレビ朝日コンテンツ事業部 2006.3

雑草ノオト

いろいろな植物が芽吹く春は庭の草花だけでなく,道端の植物も気になります。
そんな草花に焦点をあてて書かれた「柳宗民の雑草ノオト」は野草というより雑草という言葉がぴったりな身近な植物を紹介しています。
すでにお馴染みの花,帰化植物の侵蝕によりあまり見られなくなった花など,改めて読むと知らないことばかり(私だけ?)で勉強になります。
文章に添えられた挿絵(三品隆司さん)も写実的で写真とは違った味わいがあります。
未読ですが第2巻もあり続けて読みたい本です。

柳宗民の雑草ノオト
柳宗民の雑草ノオト
柳 宗民, 三品 隆司
毎日新聞社 2002.12

柳宗民の雑草ノオト〈2〉
柳宗民の雑草ノオト〈2〉
柳 宗民, 三品 隆司
毎日新聞社 2004.3

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